【W的視点】〝訳アリ物件〟特集34。
こんにちは。
センチュリー21ジェイワンホームズWと申します。

秋っぽい季節となりましたが、皆様どのようにお過ごしでしょうか?
通勤途中、運動会が開催されており秋を感じる機会が多く感じます。
自身の昔を思い出し、運動会は特別のものであったように感じます。

小さい頃は参加者として盛り上げる立場でしたが、今は盛り上げてくれる人たちを見守る立場です。しっかりと包み込むような温かい気持ちで、これからの時代を担う人たちの環境を整えていきたく存じます。
〝訳アリ物件特集34〟:〝カメムシの大量侵入〟と〝落ち葉による排水不良〟について
不動産事で「秋に発生する、または秋になって表面化する問題で訳アリ物件になるような事象」という意味であれば台風・秋雨による浸水や雨漏り、土砂災害が代表的です。細かく分けると下記のような事象があります。
浸水・冠水、雨漏り・屋根の破損、土砂災害、結露・カビの問題が顕在化、カメムシの大量侵入、落ち葉による排水不良、暖房器具による火災
この中で個人的に気になりました〝カメムシの大量侵入〟と〝落ち葉による排水不良〟の事件例について、下記に記載致します。
〝カメムシの大量侵入〟
▽山間部のアパートに多数侵入
愛知県豊田市・1999年9月
愛知県衛生研究所の資料に豊田市の山間部にあるアパートへマルカメムシが多数侵入した事例が記載されています。侵入数や建物名、駆除費用などは掲載されていません。同じ資料では刈谷市の住宅で洗濯物や布団に多数のカメムシが付着し、悪臭被害が保健所に寄せられた事例も紹介されています。こちらは室内への大量侵入ではなく洗濯物等への付着被害です。
▽宿泊施設の客室から1,123匹を採取
群馬県片品村・尾瀬ロッジ/2023年秋から翌春にかけて
日本ペストロジー学会の学術誌に掲載された調査では次の数が記録されています。
確認場所 調査・採取期間 確認されたカメムシ
ロビーの天井灯 2023年8月7日~2024年6月20日 1,131匹
客室内 2024年4月下旬~5月下旬 1,123匹
いずれも、ほとんどがスコットカメムシでした。数字は期間中に回収・採取した合計であり同時に出現した数や1室だけの数ではありません。研究者は春に客室内を歩いていた個体について建物内で越冬していたものが活動を再開したと判断しています。「秋の侵入が、翌春の室内での大量出現につながる」ことを示す具体例です。
▽専門業者による対策後も、客室への侵入が発生
兵庫県豊岡市・城崎温泉「ときわ別館」/2024年4月13日の公表
同館は公式サイトで、例年は秋口から雪が降り始めるまで大量発生するものの2023年秋以降は翌春にも発生が続いたと説明しています。また専門業者による定期的な予防・駆除を実施していてもサッシなどの隙間から室内へ侵入する場合があるとして客室で発見した際はフロントへ連絡するよう案内しています。なお、客室内の侵入数は公表されていません。
〝落ち葉による排水不良〟
▽公園の落ち葉で排水が詰まり、隣接店舗の地下駐車場が水没
横浜市・2006年12月26~27日/横浜地裁2012年7月17日判決
大雨で運ばれた落ち葉が、公園内の水路と雨水管の接続部分にある格子状の蓋を塞ぎました。排水できなくなった雨水が公園外へあふれ近隣店舗の地下駐車場へ流入した事件です。地下駐車場から排水された水は約65トンで駐車していた車両も内部まで水に浸かりました。裁判所は公園の水路に管理上の瑕疵があったと認めました。一方、店舗側の立地や浸水対策不足も考慮して賠償範囲を50%とし公園管理者である地方公共団体に145万9,695円と遅延損害金の支払いを命じました。
▽落ち葉による雨漏りをめぐり、投資用マンションの売買後に紛争
2008年12月ごろの雨漏り/不動産適正取引推進機構「RETIO」2011年7月号掲載
4階建て・9戸の共同住宅を購入した買主が購入後に「以前から雨漏りがあったのを隠して売った」と媒介業者へ苦情を申し立てた事例です。資料には売買前の2008年12月ごろ4階住戸のベランダの樋から雨が漏れていた経緯が記載されています。媒介業者は、落ち葉の詰まりによる雨漏りはあったが落ち葉を除去した後は雨漏りがなくなったと主張しました。ほかの争点も含めて機構による調整が行われましたが最終的には不調で終了しています。これは裁判で原因や責任が確定した事例ではなく売買後の紛争事例です。
▽排水設備の能力は足りていたのに、落ち葉で浸水
横浜市・2012年6月
国土交通省の浸水対策ポータルに掲載された横浜市の報告です。道路の雨水を取り込む「街きょます」の蓋に落ち葉が詰まり、浸水が発生しました。当該地区は毎時50mmの雨に対応した整備が完了しており当日の市内最大雨量は毎時37mmでした。報告では管自体には排水能力があり落ち葉を清掃すると浸水が解消したとされています。
以上が〝カメムシの大量侵入〟と〝落ち葉による排水不良〟についてです。
秋の物件特集は次回以降引き続き記載して参ります。また本日の日経は昨日の日経新聞の下記記事をチョイスです。
2026年10月2日(金)7面 特集 【令和の住宅すごろく「半役半住」で選択多様に】
昭和のころは①社宅や賃貸アパートに始まり、②賃貸マンションを借り、③分譲マンションを買い、④最後は郊外に庭付き戸建てを構える道であった。不動産調査会社東京カンテイの井出武顧問は令和のすごろくについて①単身者向けの賃貸マンションから、②カップル・家族向けの賃貸マンションへ移り、③中古マンションを経て、④新築マンションを買うのが王道と指摘する。井出氏はさらに「ゴールが多様になったこともいまの特徴」と付け加える。例えば同じ新築マンションでも一般的な会社員層の成功の象徴は眺望などが魅力のタワーマンション、一方、超富裕層には低層型の高級物件が好まれるという。背景としては眺望よりも住戸も少なくゆったりした低層型の高級物件が好まれているようです。
この記事を見ても分かる通り、時代により考え方の移りかわりがある事が理解できます。またその人の立ち位置のよって見えている世界も違う事が理解できます。またそれぞれの立場によって、起こりうる事象も違ってきますが、どの層に対しても違った切り口で我々が得意としている〝リースバック〟や〝任意売却〟等が必要となる事もあります。より汎用性を持ち対応できる組織であれるよう動いて参ります。
39回目のブログ、いかがでしたでしょうか?
このような形で日々、情報発信をおこなっていきたく存じます。
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