青森県八戸市 遠方空き家+底地 成約事例

物件概要
- 所在地
- 青森県八戸市
- 種別
- 戸建て
- 成約時期
- 2026年4月
売却まで1.3年間 - 築年
- 約57年
- 土地面積
- 約555平米
ご依頼主さまは、5か月前に叔父さまからの遺贈により、空き家となっている3棟の古家がある土地を取得されました。ご自身はすでに東京にご自宅をお持ちだったため、この土地の売却を検討されましたが、そこには大きく2つの悩みがありました。
一つは、物件がご自宅から約560kmも離れた場所にあり、現地へ頻繁に足を運んで対応することが難しかったことです。
もう一つは、3棟のうち1棟が「借地権付きの建物(第三者の所有物)」だったことです。しかも、その土地の賃貸借契約に関する書類が一切残っておらず、この借地権が正当な権利に基づくものなのかどうかさえ分からない状態でした。
「この借地権の問題を解決しない限り、良い条件では売れないだろう。手間をかけず、多少安くても早く手放してしまおうか」――そう考えられたこともあったそうです。
そんな折、葬儀の際にお世話になった葬儀会社に「どこか信頼できる不動産会社を知らないか」と尋ねてみたことが、私どもへご相談いただくきっかけとなりました。
その後、ご依頼主さまに弊社へお越しいただき、詳しい事情をお伺いしました。
話し合いの結果、「借地権者としっかり交渉し、少しでも高く売却したい」という方針が固まりました。
そこでまず、私と代表の丹羽が現地の状況を確認するため、青森県八戸市へ足を運びました。
周辺環境や建物の状態を自分たちの目で確認したうえで、弊社からご紹介した弁護士と今後の進め方について打ち合わせを行い、ご依頼主さまから正式に売却のご依頼をいただきました。
打ち合わせの内容をもとに、弁護士から借地権者へ「建物を取り壊し、土地を明け渡してほしい」という旨の通知書を内容証明郵便で送付しました。
場合によっては建物収去土地明渡等請求訴訟を提起することも視野に入れていましたが、ほどなくして借地権者からご返信をいただくことができました。
その後は、「どちらか一方が相手方の権利を買い取る」方法や、「双方が協力して第三者へ売却し、利益を分配する」方法など、いくつかの選択肢について弁護士主導で調整を進めました。
最終的には、双方が所有する不動産を弊社がまとめて買い取らせていただくことで合意に至りました。
主な契約条件は以下のとおりです。
・契約不適合責任は免責とすること
・建物および残置物は現状のまま引き渡していただくこと
・どちらか一方の契約が解除された場合は、もう一方の契約も解除できること
契約締結後、境界確認の際に境界標が見つからない箇所が一部ありましたが、大きな問題もなく境界を確定させることができ、契約から約2か月で無事に決済を迎えることができました。
叔父さまから遺贈を受けてから約1年8か月。
長い道のりを経て、ようやく本件にかかるすべての問題を解決することができました。
ご依頼主さまは一度も八戸市へ足を運ぶことなくすべての手続きを終えることができ、大変お喜びいただけました。
