横浜市西区 越境・私道通行掘削承諾 成約事例

物件概要
- 所在地
- 横浜市西区
- 種別
- 戸建て
- 成約時期
- 2025年8月
売却まで3週間 - 築年
- 約65年
- 土地面積
- 約74平米
あるご兄弟のお二人が、お母様のご逝去にともない、長年ご家族が暮らしてこられたご実家(築古の一戸建て)を相続されました。
まずはご実家のお荷物を片付けようと、残置物の撤去を専門業者にご依頼されたお二人。ですが、その先の進め方が分からず、「どこか信頼できる不動産会社はないか」とその業者にご相談されたところ、弊社をご紹介いただき、初めてお会いすることになりました。
思い出の詰まったご実家でしたが、お二人はすでにそれぞれ離れた場所にご自宅を構えて長くお住まいであったことから、最終的に売却をご決断されました。
お仕事の都合でなかなかお時間がとりづらい中、「できるだけ手間をかけず、スムーズに進めたい」というのが、お二人の共通のご希望でした。
■ご提案したプラン
今回の建物は昭和36年築とかなり古く、建築確認の記録もない物件でした。そのため、中古住宅として一般のお客様に販売するのは現実的ではないと判断し、建物はそのままで不動産業者に買い取っていただくプランをご提案しました。
このプランでは、売主様の手元からの出費をできるだけ抑えられるよう、建物の解体工事は引渡し後に買主様に負担していただくかたちとしました。
買主様は、解体後に新築住宅を建てて販売される業者様で、こうした取引でよくある次の4つの条件を提示されました。
1.売主様のご負担による確定測量
2.セットバック後の有効宅地面積の確保(買主様が希望する建築プランを実現するため)
3.越境に関する覚書の取得
4.私道の通行・掘削承諾の取得
これらの条件で双方の合意が整い、無事に契約成立となりました。
■契約後に直面した課題と、弊社の対応
ところが契約後、前面の私道が狭いこと、そして敷地自体が狭いことを主な原因として、いくつかの難しい場面に直面しました。ここからが、弊社の腕の見せどころでした。
① 有効宅地面積が、買主様の希望をわずかに下回った
隣地の所有者様お立会いのもと、確定測量は無事に完了しました。しかし、確保できた有効宅地面積が、買主様が当初希望されていた広さをわずかに下回ることが判明しました。
→ 弊社が買主様と粘り強く交渉し、減額なしで話を進めることができました。
② 越境の覚書取得が難航
隣地は管理が行き届いておらず、大きな樹木が対象地に越境している状況でした。加えて隣地の所有者様が同業の建築業者で、工事時期が重ならないようにしたいとのご意向から、覚書の取得に消極的で、時間を要しました。
→ 弊社が買主様との間に立ち、条件を何度も見直しながら、粘り強くまとめ上げました。
③ 私道の通行・掘削承諾も難航
こちらも隣地の所有者様が同業者で、工事時期の重複を避けたいとのご意向があり、承諾に消極的でした。すでに進んでいた近隣の工事にも計画どおりに進んでいない事情があり、調整は容易ではありませんでした。
→ 弊社が買主様との橋渡し役となり、条件を丁寧に調整しながら合意へと導きました。
④ 近隣の皆様からの工事へのご不安
そもそも私道の所有者が多く、近隣の方々を含め、工事に対して不安のお声が複数寄せられていました。「道が狭く、生活に支障が出るのでは」「工事で塀を傷つけられるのでは」といったご心配です。
■決済まで
こうした状況の中、買主様には「条件が整わなければ契約を解除できる」という選択肢もありました。それでも弊社は買主様と真摯に対話を重ね、期日を2度延長しながら調整を続けた結果、最終的に無事、決済に至ることができました。
数多くの課題が重なった案件でしたが、売主様・買主様双方のお気持ちに寄り添いながら丁寧に調整を続けたことで、円満な取引を実現できた事例です。
